【スパイダーマン ファー・フロム・ホーム】「告白しようとおもう」
【おすすめ度】
★★★★★(評価5)
【こんな人におすすめ!】
- SF好き!
- MCUシリーズ好き!
- シリーズものが好き!
- ファンが多い作品が観たい!
【あらすじ】
メキシコにてニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とマリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)の二人は、「顔」を持った砂嵐に襲われる。そこに現れたのは緑の光を放つ謎の男、ミステリオ。
その頃、ニューヨークでは「アベンジャーズ/エンドゲーム」の「指パッチン」後に生き返った人々が暮らしていた。ピーターパーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)は高校で企画されたヨーロッパ研修旅行にて想いを寄せているMJ(ゼンデイヤ)に告白する計画を立てるが…
【壮絶な戦いの後の世界と歴史的な締めの作品】
アべンジャーズ/エンドゲーム直後の世界として始まる今作ですが
なかなか上手い設定というか始まり方でした。
舞台もスパイダーマンといえばニューヨーク!でしたが
今回はヨーロッパが舞台なので新鮮な世界観を楽しめました。
「指パッチン」から生き返った人々はその当時の姿で生き返っており、生き残っていた人々より5才若い状態で生き返るというリアルかつ面白い設定でスタート。
あの意地悪なフラッシュ(トニー・レヴォロリ)がピーターより年下になっているのには個人的にはツボでした。
エンドゲームにてアイアンマンを亡くした訳ですが、あの英雄(ヒーロー)トニー・スタークがなき世界が描かれていて、本当にロバート・ダウニーが亡くなった訳でないのにすごく寂しいきもちになります。
世界はアイアンマンを愛していたし、誰よりもなによりもピーター自身が一番彼を愛していた。
そんなピーターのヒーロー(アベンジャーズ)としての葛藤がシリーズを通して観ているファンからすると突き刺さるものがあるのではないでしょうか。
実際、劇中のハッピーがピーターとトニーを重ねて思い出すシーンは
なかなかぐっときました……
自分は「親愛なる隣人」としての活動を望みますが、そうは言ってられない事件が続々と起こるので
観ているだけでピーターを応援したくなる作品でした!
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※ここからネタバレあり!
【まさかのラブロマンス?!】
今作、様々なカップルが誕生します。
しかもまさかのカップル…
ピーターとMJは想像通りというか当たり前ですが
まさかの……
ハッピー(ジョン・ファブロー)とメイおばさん(マリサ・トメイ)!!!
いやーまさかの組み合わせ笑
ハッピーは窮地に追い込まれたときに正式に告白(メイ本人ではないですが)していましたからね。
劇中の後半にピーターがハッピーとメイおばさんに問いつめるシーンもありましたが
ここにトニー(ロバート・ダウニー・JR)がいたら面白かったのになあ…
とここでまた寂しくなりましたが、まさかのカップル誕生に観ながらニヤニヤしておりました。
そしてネッド(ジェイコブ・バタロン)までロマンスありという……笑
盛りだくさんで、ジョン・ワッツ監督はファンを楽しませるのをわかってらっしゃる!
【スーツセール!!】
SFファンとして楽しみなのが、毎回登場するハイテクスーツ。
今回も様々な新しいスーツが登場します。
中でも評判がいいみたいなのが、ステルススーツ。
観る前までは、一見、強盗犯のようで個人的に微妙…と感じていたスーツでしたが
劇中で観るとめちゃくちゃカッコ良かったです!!!
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このスーツのデザイン案は2008年刊行のスパイダーマン:ノワールという作品から。
話題のスパイダーマンバースに登場する作品ですね。
なんとこれを演じているのはニコラス・ケイジ!!渋い!!!
【おおっ!てなる幕切れ】
MCUシリーズおなじみのエンドクレジット後の映像ですが
映画館で観ていて声が出る程、衝撃でした。
ミステリオが死に際に映像を残し、スパイダーマンの正体を世界にむけて発信するのですが(これだけで続編がきになりますが…)
そのニュースを発信していたのがなんとJ,Kシモンズ!!
J,Kシモンズはトビー・マグワイヤ版スパイダーマンのデイリービューグル誌という新聞社の編集長として登場していました!
10年以上前の役として再登場した彼の出演はかなり胸熱でした!!
噂のスパイダーバース説(トビー、アンドリュー、トム)実現はもしかしたらありえるかも…?!
【まとめ】
MCU(マーベルシネマティックユニバース)のフェーズ3を締めくくる最高の作品となりました。
トニー(ロバート・ダウニー・JR)やスティーブ(クリス・エヴァンス)がいなくなった今、今後どのように作品を広げて行くか正直、ファンとして不安でしたが
今作の終わり方でさらに今後を期待できる作品であり、MCUの可能性を強く感じられる作品となりました。
フェーズ4以降も楽しみでしかたない!!!!!
【作品情報】
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ
原作:スタン・リー
製作:ケヴィン・ファイギ