【シェフ 三ツ星フードトラックはじめました】「あのサンドだすのか?」

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【おすすめ度】

★★★★★(評価5)

 

 

 

【こんな人におすすめ!】

  • ほっこりしたい!
  • 仕事に疲れている…
  • 飯テロ好き!
  • 親子もの好き!
  • 音楽が好き!
  • MCU好き!

 

 

【あらすじ】

ロサンゼルスで一流シェフを務めるカール・キャスパー(ジョン・ファブロー)は

大物料理評論家のラムジー(オリバー・プラット)の来店に自らの創作料理で挑もうとするが

堅物なオーナーであるリーバ(ダスティン・ホフマン)はそれを良しとせずオーソドックスなメニューを出すよう指示し、カールはやむなく従う。

しかしラムジーからは古くさい料理として酷評されてしまう。

カールは不慣れなtwitter上でダイレクトメッセージのつもりで口汚く反論。

それによりTwitterは激しく炎上。再度来店したラムジーに怒りを爆発させてしまう。

レストランの客が事の一部始終を撮影した動画をYouTubeに流され、拡散されたため、カールは店から解雇される。

失意のカールは元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)の提案で、息子のパーシーを連れて故郷であるマイアミを訪れる。

そこでカールは本場のキューバサンドイッチの美味しさを知り、これをフードトラックで移動販売していくことを思いつく。イネズの元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・Jr)からボロボロのフードトラックをもらい受けたカールは、早速話を聞いて駆けつけた元同僚で旧友のマーティン、息子のパーシーを含めた三人でフードトラックの営業を開始するが…

 

 

 

 

 

【低予算なのに豪華キャスト!】

「アイアンマン」の監督であるジョン・ファブロー監督作品。そして今作の主演も務める。

ジョン・ファブローはアイアンマンシリーズ監督続投の高額な依頼料を蹴ってまで、この「シェフ」の撮影に取り組んだ監督入魂作品。

 

その分、彼らしい人間味あふれる作品となっており、コメディーぽい雰囲気もあるが

ヒューマンドラマとして心が温まり共感しやすい内容に、各著名人たちからも絶賛の声があがっている。

 

 

友情出演として「アイアンマン」でおなじみのロバート・ダウニーJrやおなじくMCUシリーズでも共演しているスカーレット・ヨハンソンも出演。

 

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あとは私の大好きな俳優であるジョン・レグイザモ、これまたMCUシリーズの「アントマン」に出演しているボビー・カナヴェイル、そしてダスティン・ホフマン……

 

なんと豪華なキャスト陣!!

 

 

低予算ながらも、これだけのキャストを出演させることができたのはジョン・ファブローの人間性の良さがあるからこそなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

【料理!音楽!SNS!】

この作品には色々な要素がきれいにまとまって魅力的な作品になっています。

まず大テーマとして美味しそうな料理!

とにかくどのシーンにも写るどの料理も本当に美味しそうに見えて仕方ない!(というか美味しいに決まっている!!)

 

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料理を本当に美味しそうに作るカール(ジョン・ファブロー)のクッキングシーンは料理人ロイ・チェ監修。

(2019年6月よりNetflixにてこの二人が再タッグを組んだ料理番組「ザ・シェフ・ショー」配信中!こちらもぜひ観てみてください!)

 

その美味しそうな料理を観ながら聴こえてくるキューバ音楽!これがまた合う!!

ノリノリのリズムで最高なクッキングシーンに観ているあなたも楽しくなること間違いなし!

 

個人的にマーティン(ジョン・レグイザモ)がフードトラックの中で初めて作るキューバサンドの仕込みをしているシーンが好きですねぇ。音楽に乗って料理を仕込むマーティンは観ているこちらも楽しくなります。

というかマーティンがマジで良いやつすぎて理想の親友って感じです。(わざわざ仕事を辞めて、フードトラックを始めるカールの助手になります。良いやつ……)

※この作品のサウンドトラックもかなりおすすめです!

私も料理する時はこれを流しながらノリノリで料理しています!!↓↓

 

Chef (Original Motion Picture Soundtrack)

Chef (Original Motion Picture Soundtrack)

 

 

 

 

 

 

カールが働いていたレストランをクビになるきっかけになったTwitterVineなど実際のSNSが登場し、物語が展開される度にでてくる、SNSあるあるも面白い見所要素の一つです。

 

 

 

 

 

※ここからネタバレあり!!↓↓

 

 

 

 

 

 

 

【本当に大切なものに気付かされる】

この作品で学んだのは「本当に大切なものとは?」ということ。

 

カール(ジョン・ファブロー)は一流のシェフとして仕事に没頭するあまり、私生活があまり上手く回っておらず、妻とは離婚。息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)との間にも微妙な溝が。

 

ただ、シェフをクビになり、どうすることもできなかったカールは元妻イネズの支えによりフードトラックをはじめることになる。

息子パーシーとマーティンと3人で共にフードトラックで色々な地域を回りながら、色々な人に支えられ

料理人としても父親としても成長していくカールは、仕事に翻弄されやすい、今の世の中にとってはすごく共感しやすく、教えられるものが多い作品でした。

 

 

カールがパーシーへ向けた

 

「パパは立派な人間じゃない。

良い夫でも良い父親でもない。

だが俺の料理は最高だ。

お前にそれを伝えたいんだ。」

 

という台詞は不器用ながらも必死に好きな事で仕事をしているかっこいい父親の台詞だと私は感動しました。

 

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劇中のパーシーがカールの事をシェフとしても父親としても尊敬しはじめていくのが可愛くてかわいくて…

 

 

 

 

 

 

【まとめ】

監督自身が自ら伝えたい事を体現できている隠れた名作です!

 

ジョン・ファブローは監督として、お金よりも自分のやりたいこと(撮りたい作品を作る!)をやる!という事と

作品自体のメッセージとしても家族や仕事、本当に自分にとって大切なものとが何か?という事を

現実世界でも劇中でも体現できている所が彼自身を好きになるきっかけとなり

自分にも置き換えやすい作品だと思います!

 

仕事に疲れているあなた!

 

一度、腰を落ち着かせてこの「シェフ 三ツ星フードトラックはじめました」を観てみて

立ち止まって色々とかんがえてみては…?

 

※観る時間によっては相当な飯テロなので、時間帯はご注意を……

 

 

 

 

 

 

【作品情報】

監督 ジョン・ファブロー

脚本 ジョン・ファブロー

製作 ジョン・ファブロー

出演 ジョン・ファブロー ロバート・ダウニー・Jr スカーレット・ヨハンソン

音楽 マシュー・スクレイヤー