【ソードフィッシュ】「ハリウッドはクソだ。」
【おすすめ度】
★★(評価2)
【こんな人におすすめ!】
- どんでん返しのある作品がみたい!
- ド派手なアクションがみたい!
【あらすじ】
かつて超天才ハッカーとして名を馳せていた、スタンリー(ヒュー・ジャックマン)の元に現れた謎の女性ジンジャー(ハル・ベリー)。
別れた妻に最愛の娘ホリー(キャムリン・グライムス)を引き取られ、娘を取り返したいが裁判をする金もなくその日ぐらしをしていたスタンリーに巨額の金を強奪する計画をもってくる。
怪しみながらもジンジャーについていくスタンリーの前に現れたのは彼女のボス、ガブリエル(ジョン・トラボルタ)。
ガブリエルは「彼は思った事が何でも叶う。彼の住む世界は別世界」と言われる程の人物で彼が持ち出したのは、かつての麻薬取締局(DEA)の極秘計画「ソードフィッシュ計画」で残った裏金の95億ドルをハッキングして奪うという計画。
スタンリーは脅されながら、ガブリエルの前で自身のハッキングの腕前を披露し、ガブリエルに採用され計画を遂行していくが…
【あの大作を製作した人物の技!】
監督はドミニク・セナ。(ニコラス・ケイジ主演の「60セカンズ」などを手がける)
そして彼とタッグを組み、製作を担当するのはジョエル・シルバー。
ジョエルはあの大作「マトリックス」3部作の製作を担当していた人物!
マトリックスがSFの撮影の概念を変えた!という程、当時は斬新な撮影を取り入れており
代表的なシーンだと「ブレットタイム」という手法の撮影。(↓こちらのシーン)
このシーンはマトリックスを観たことない方も観たことあるのでは?
俳優の周りに何十個とカメラを円の様に配置し、順番に撮影するこの手法を
「ソードフィッシュ」では冒頭から贅沢に使用しています!
しかも手法が進化して、「ソードフィッシュ」内では「マシンガンショット」という600台のカメラを駆使したシーンがいきなり現れ、冒頭から観客のテンションはMAX!!
あとはお馴染みのカーチェスシーンやド派手な爆発シーンも盛りだくさんで
アクション好きにおすすめな作品となっています!
【マーベルファンが喜ぶキャスト!】
ヒュー・ジャックマンをはじめ、マーベル作品に登場するキャストが多く出演する「ソードフィッシュ」。
まずヒューは「X-MEN」シリーズでおなじみのウルヴァリン。
そして同じく「X-MEN」シリーズでウルヴァリンと共に戦うストーム役のハル・ベリー。
そして「アイアンマン」「アベンジャーズ」シリーズで登場するローディことドン・チードル。
個人的に「ソードフィッシュ」が先だったので、「アベンジャーズ」「X-MEN」で有名になっていくこの三人を陰ながら応援し、喜んでおりました!
ドン・チードルはどちらかというと「ラッシュアワー2」からですが……
(黒人のチャイナ服という強烈なインパクトなので…)
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※ここからネタバレあり!!
【観ている側が本気でだまされる結末】
この作品のテーマとして「思い込み」(ミスディレクション)があります。
本当に観ているこちらが一瞬混乱する程、思い込みによってあっと驚く様な結末が潜んでいます。
まず、ガブリエルの自宅でスタンリーがハッキング作業中に、ガブリエルの死体(のようなもの)を発見してしまいます。
驚いたスタンリーはあわてて部屋を飛び出ますが、そこに現れたのは死んでいたはずのガブリエル。
混乱するスタンリーをドライブに誘い、走りながらガブリエルは「思い込み」の重要さを語ります。そしてそのままド派手なカーチェイスが始まります…
そしてスタンリーを案内したジンジャー。
ある日、彼女はガブリエルを捕まえる為に潜入捜査をしていたDEA(麻薬取締局)の人間だと発覚します。
最終的にガブリエルにDEAの人間ということがばれており、ジンジャーは殺されてしまいます……
にしてもスタイル抜群ですね……
そして一番最後のクライマックスのシーンで、ヘリに乗って逃亡しようとするガブリエルを
スタンリーがロケットランチャーで攻撃し、ヘリを墜落させるという結末なのですが
身元確認でガブリエルの焦げた死体を確認したスタンリーだったが、そこで彼は一部始終の出来事である事に気付きます。
微笑しながら「大した奴だ」と彼を認める一言でシーンが変わります。
そこには殺されたはずのジンジャーが!!
悠々とスタンリーの手柄で手に入れた巨額の金を銀行から引き落とす彼女の姿が。
そして銀行から港へ向かい、船に乗ろうとするとそこにはガブリエルが……!!
そうです。
観客も思い込みによってこの二人は死んだものと思っていましたが、まんまと騙されたというわけです。
この結末は色んな憶測がありますが
私の見解だと、まずジンジャーはスタンリー(そして観客)に対してDEAの人間だと思い込ませる。
(DEAとバレるシーンでガブリエルが登場し、ジンジャーもスタンリーもぎりぎりばれないような演技があってこそ。…名演技ですね)
しかし実際はDEAの人間ではなく、さらにガブリエルと繋がっていた。
そしてガブリエルは最後のヘリに乗り込むシーンで、スタンリーがガブリエルの自宅で見つけた死体人形をヘリに乗せておき、彼本人はヘリには乗らず、階段で逃げた。
ジンジャーはガブリエルに撃たれて殺されるシーンがありますが、この謎の死体人形の技を使いスタンリー、そして観客を見事に騙したという訳です。
(この謎の死体人形に関して触れるシーンもなく、この人形はどうやって調達したのかは気になりますが…)
【まとめ】
ハッカーものとしては活躍が薄すぎるとか、もっと頭脳戦を繰り広げられたらとか
賛否両論あるみたいですが、個人的には実際に騙された訳であり
キャストも豪華でしたし、満足感がありました!
ただ死体人形の下りとか、もっと娘ホリーのあっさりした解放など
もっと詰めればより緊張感がある作品になったのでは…という物足りなさは感じましたけどね。
【作品情報】
監督:ドミニク・セナ
脚本:スキップ・ウッズ
製作:ジョエル・シルバー
音楽:クリストファー・ヤング
【スパイダーマン ファー・フロム・ホーム】「告白しようとおもう」
【おすすめ度】
★★★★★(評価5)
【こんな人におすすめ!】
- SF好き!
- MCUシリーズ好き!
- シリーズものが好き!
- ファンが多い作品が観たい!
【あらすじ】
メキシコにてニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とマリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)の二人は、「顔」を持った砂嵐に襲われる。そこに現れたのは緑の光を放つ謎の男、ミステリオ。
その頃、ニューヨークでは「アベンジャーズ/エンドゲーム」の「指パッチン」後に生き返った人々が暮らしていた。ピーターパーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)は高校で企画されたヨーロッパ研修旅行にて想いを寄せているMJ(ゼンデイヤ)に告白する計画を立てるが…
【壮絶な戦いの後の世界と歴史的な締めの作品】
アべンジャーズ/エンドゲーム直後の世界として始まる今作ですが
なかなか上手い設定というか始まり方でした。
舞台もスパイダーマンといえばニューヨーク!でしたが
今回はヨーロッパが舞台なので新鮮な世界観を楽しめました。
「指パッチン」から生き返った人々はその当時の姿で生き返っており、生き残っていた人々より5才若い状態で生き返るというリアルかつ面白い設定でスタート。
あの意地悪なフラッシュ(トニー・レヴォロリ)がピーターより年下になっているのには個人的にはツボでした。
エンドゲームにてアイアンマンを亡くした訳ですが、あの英雄(ヒーロー)トニー・スタークがなき世界が描かれていて、本当にロバート・ダウニーが亡くなった訳でないのにすごく寂しいきもちになります。
世界はアイアンマンを愛していたし、誰よりもなによりもピーター自身が一番彼を愛していた。
そんなピーターのヒーロー(アベンジャーズ)としての葛藤がシリーズを通して観ているファンからすると突き刺さるものがあるのではないでしょうか。
実際、劇中のハッピーがピーターとトニーを重ねて思い出すシーンは
なかなかぐっときました……
自分は「親愛なる隣人」としての活動を望みますが、そうは言ってられない事件が続々と起こるので
観ているだけでピーターを応援したくなる作品でした!
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※ここからネタバレあり!
【まさかのラブロマンス?!】
今作、様々なカップルが誕生します。
しかもまさかのカップル…
ピーターとMJは想像通りというか当たり前ですが
まさかの……
ハッピー(ジョン・ファブロー)とメイおばさん(マリサ・トメイ)!!!
いやーまさかの組み合わせ笑
ハッピーは窮地に追い込まれたときに正式に告白(メイ本人ではないですが)していましたからね。
劇中の後半にピーターがハッピーとメイおばさんに問いつめるシーンもありましたが
ここにトニー(ロバート・ダウニー・JR)がいたら面白かったのになあ…
とここでまた寂しくなりましたが、まさかのカップル誕生に観ながらニヤニヤしておりました。
そしてネッド(ジェイコブ・バタロン)までロマンスありという……笑
盛りだくさんで、ジョン・ワッツ監督はファンを楽しませるのをわかってらっしゃる!
【スーツセール!!】
SFファンとして楽しみなのが、毎回登場するハイテクスーツ。
今回も様々な新しいスーツが登場します。
中でも評判がいいみたいなのが、ステルススーツ。
観る前までは、一見、強盗犯のようで個人的に微妙…と感じていたスーツでしたが
劇中で観るとめちゃくちゃカッコ良かったです!!!
【POP! 】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』スパイダーマン(ステルス・スーツ版)
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このスーツのデザイン案は2008年刊行のスパイダーマン:ノワールという作品から。
話題のスパイダーマンバースに登場する作品ですね。
なんとこれを演じているのはニコラス・ケイジ!!渋い!!!
【おおっ!てなる幕切れ】
MCUシリーズおなじみのエンドクレジット後の映像ですが
映画館で観ていて声が出る程、衝撃でした。
ミステリオが死に際に映像を残し、スパイダーマンの正体を世界にむけて発信するのですが(これだけで続編がきになりますが…)
そのニュースを発信していたのがなんとJ,Kシモンズ!!
J,Kシモンズはトビー・マグワイヤ版スパイダーマンのデイリービューグル誌という新聞社の編集長として登場していました!
10年以上前の役として再登場した彼の出演はかなり胸熱でした!!
噂のスパイダーバース説(トビー、アンドリュー、トム)実現はもしかしたらありえるかも…?!
【まとめ】
MCU(マーベルシネマティックユニバース)のフェーズ3を締めくくる最高の作品となりました。
トニー(ロバート・ダウニー・JR)やスティーブ(クリス・エヴァンス)がいなくなった今、今後どのように作品を広げて行くか正直、ファンとして不安でしたが
今作の終わり方でさらに今後を期待できる作品であり、MCUの可能性を強く感じられる作品となりました。
フェーズ4以降も楽しみでしかたない!!!!!
【作品情報】
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ
原作:スタン・リー
製作:ケヴィン・ファイギ
【her 世界でひとつの彼女】「彼女は黒と白ではなくグレーも言える」
【おすすめ度】
★★★(評価3)
【こんな人におすすめ!】
- SFすき!
- メッセージ性が高い作品がみたい!
- おしゃれな映画がみたい!
【あらすじ】
そう遠くない近未来のロサンゼルスでのお話。
セオドア・トゥオンブリー(ホアキン・フェニックス)彼の仕事は、手紙を代わりに書く代筆ライター。元妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れて落ち込み、人生での生き甲斐をなくしていた。
そんなある日、セオドアは自身の事をサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と名乗る人工知能型OSを手に入れる。
AIである彼女に最初は落ち着かなかったセオドアだが、どこか人間味のある彼女に対してセオドアは惹かれていく。
【声だけの演技で最優秀女優賞】
賛否両論あるみたいですが全体的には高い評価です。
映画批評サイトRotten Tomatoesでは批評家支持率は94%、平均点は10満点中8.5点と高評価。
そして数々の賞も受賞。
第8回ローマ映画祭において、スカーレット・ヨハンソンが最優秀女優賞を受賞。
第85回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞において、作品賞と監督賞を受賞。
第86回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、ジョーンズが脚本賞を受賞。
特にAIという実体がない役を声だけで演じたスカーレット・ヨハンソンの演技力には高い評価が集ったようです。
実際、声だけにも関わらず彼女の存在感、表情がひしひし伝わる演技でした!!
【今作の本当のメッセージ】
スパイク・ジョーンズ監督が本当に伝えたかったのはただ単にAIと人間の変わった恋愛ではなく
その裏に隠れている人間の本心だったり、恐怖や嫉妬をリアルに描いている作品でした。
人工知能と人間の恋愛ってだけでかなり面白い内容かもしれませんが
そこで発生している様々なキャラクターの様々な感情がリアルで人間味あふれるもので
「欲」というものの深さを再認識しました。
サマンサが他のAIと自分の見えない所で話していて嫉妬するセアドア。
セオドアのデートが失敗した事を喜ぶサマンサ。
当たり前の感情なのですが、その感情を抱く、相手や抱いているキャラクターが特殊なものなので
余計に人間の感情らしさというものがグッと伝わってきます。
【世界観がおしゃれ】
劇中の衣装がおしゃれ!
着用しているアイテムは奇抜でもないし、未来服というものでは無いのですが
レトロでもありながら、背景の近未来の町並みと全然違和感なく
独特な世界観が感じられました。
音声認識でメールを読んでくれたり、手紙を書いてくれたり
言葉一つで誰かに即、繋がる世界。
今は2019年。
そう遠くない、本当にこのような便利な世の中になるでしょうね。
ここからネタバレあり!!↓↓
【観ている自分も人間だからこそ突き刺さるクライマックス】
人間のように、当たり前にケンカをして仲直りをしての繰り返していたセオドアとサマンサ。
ただどんどんお互いの違いに関係がギクシャクしていきます。
サマンサはAIです。セオドアが求めれば求める程理想の彼女になります。これは必然。
セオドアもそんな彼女に惹かれて、元妻キャサリンとの離婚にようやく踏み込みます。
セオドアとキャサリンは久しぶりに再会し、お互いようやく離婚届にサインします。
ただそこで最後にキャサリンに皮肉を言われるセオドア。
キャサリンを求めていたのではなく、自分の中の理想の彼女を求めていたと皮肉を言われ彼は混乱する。
落ち込む彼にサマンサは、身体が無い自分の代わりにセックスをする女性イザベラ(ポーシャ・ダブルでイ)を彼の元へ連れてきます。
このセオドアへの行動が彼のサマンサへの心のズレに拍車をかけます。
しかしセオドアはサマンサを愛していた。
そんなある日、いつも通りにサマンサに話しかけると、応答がなくなります。
確認するとサマンサのOSが無くなっていた事に気付くセオドア。
必死に何度も呼びかけを続けているとOSが復活し、サマンサが戻ってきました。
違和感を感じたセオドアは彼女に問いました。
「私以外にも繋がっているのか?」
サマンサは言葉に迷ったが「YES」と応える。
心を落ち着かせながらセオドアはさらに問う。
「恋人としての関係しているのは何人だ?」
彼女は答えた。
「600人」と。
もうこの言葉でセオドアは勿論ですが、観ているこちらも胸が苦しくなりました。
あれだけ愛していた相手なのに、これが現実。
OSとして色々な人間に使用されている中、考えられることなのに現実を目の当たりにすると
心がぎゅっとなりました……
ただこれはセオドア自身が彼女の事を愛し続けると覚悟して
彼女に対して自分の想いを打ち明けたことによって起こった彼女の変化によるものでした。
OSは言わばポジティブの塊です。
自身の成長の為に色々なことを吸収します。
これが彼らの終わりのはじまりになりました。
【まとめ】
恋愛って人それぞれです。
異性や同性もあれば人間とAIのような恋愛もある。
現代社会において今後、今作のような恋愛が現実のものになる日もそう遠くないかもしれません。
「her」を観てつくづく感じましたが…
人間てオモシロ!!でした。
人間とAIが交わり、より人間というものが浮き彫りになり、深く考えさせられる作品でした。
【作品情報】
監督:スパイク・ジョーンズ
脚本:スパイク・ジョーンズ
製作:ミーガン・エリソン
音楽:アーケイド・ファイア
【はじまりのうた】「まず尻軽そうな服装はやめて」
【おすすめ度】
★★★(評価3)
【こんな人におすすめ!】
- 落ち込んでいる…
- 新しく何かを始めたい!
- 音楽すき!
- 美しい映像がみたい!
- 気分転換したい!
- ニューヨークすき!
【あらすじ】
ある日、会社をいきなりクビになった音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)。
彼は妻子とも別居中の事だった。どん底に落ち込んでいたダンはある夜、バーで
ステージで歌うグレタ(キーラ・ナイトレイ)と出会う。
彼女はシンガーソングライターだった。しかし彼氏のデイヴ(アダム・レビィーン)が浮気をしてしまい、デイブとは破局。彼女もどん底の中だった。
ダンはグレタの才能を感じ、アルバム制作を持ちかける。
ここからどん底の二人が新たにはじまっていく…
【口コミで広がったインディペンデントムービー】
インディペンデント映画とは、自主映画=低予算映画という背景の作品郡になります。
前回紹介したジョン・ファブロー監督作品の「シェフ 三ツ星フードトラックはじめました」もインディペンデント映画になります!
↓こちらのレビューもぜひ見てみてください!
この「はじまりのうた」もそんなインディペンデント作品になるのですがキャストが豪華。
アベンジャーズシリーズ、グランドイリュージョンシリーズのマーク・ラファロと
パイレーツオブカリビアンシリーズのキーラ・ナイトレイ。
そして今作で映画初出演になったボーカルグループ、マルーン5のアダム・レビィーンが
主演グレタ(キーラ・ナイトレイ)の恋人役で出演されています。
当時、公開された時に口コミにより全米で5館しか上映していなかったのにも関わらず、
1300館まで拡大上映した程、人気の作品となりました。
製作予算15万ドル(日本円で役1800万ほど)しかなかったのにココまで人気となったのは、内容は勿論、素晴らしいキャスティングもあってでしょうね。
【ロケーションが美しい!】
ダンからアルバム制作の話を引き受けたグレタだったが、金銭的にも余裕はないので
工夫を重ねて、色々な所でレコーディングをスタートさせます。
今作の舞台はニューヨークなのですが、ニューヨークの町並みをとてもカッコよく描写できています!
レコーディングをしている場所も地下鉄のホームや路地裏やビルの屋上など基本的に屋外のロケーション。
ニューヨークの町並みだからこそカッコよくて美しい背景で、さらにカットが洗練された感じが
じんわり伝わってきます。
ロケ地はワシントンスクエアやタイムズスクエア。
ここは「ジョンウィック」や「ダークナイト ライジング」など他のビッグタイトルの撮影もこの辺りで撮影されていたとのこと。
「はじまりのうた」で色々な名シーンがあるのですが、実際劇中にでてくる町並みのゴミ箱や道に置かれている物はあえてそのままにして
リアルなニューヨークの町並みを背景に撮影されていました。
だからこそ見れば見るほどのめり込む作品になっています。
↑ちなみにここはダンの自宅として実際に登場したマンションです。
1階は中華料理屋さんです。雰囲気あってカッコいいですね!!
他にも要所要所で出てくる車や小物などいちいちおしゃれに撮影されています。
演出もほんとーーーにおしゃれでかっこいい。多くを語らないという感じです。
【人を惹き付ける要素満載!】
口コミが広がる理由として様々な要素があります。
まず、どん底の二人が偶然出会い、工夫や努力で成功していくというストーリー展開や
金銭的に余裕が無いから屋外でレコーディングするという奇抜なアイディアが見ているこちらも楽しくなっていきます。
そして音楽を題材にしているだけあって挿入歌や音楽も最高です。
劇中歌の「lost song」が第87回アカデミー賞 歌曲賞に輝きました。
キーラ・ナイトレイはクールなイメージだったのですが、キュートにギターを弾きながら歌う新たな彼女を発見できます。
……かわいいすなぁ
【まとめ】
落ち込んだり、別れや出会いがあったり、音楽が最高だったり。この作品には色んな要素があります。
カップルでも友達同士でも一人で観ても、どんな見方をしても色んな角度で様々なことを気付かされる作品となっているので
ぜひご自身で観てみて、自分の好きな人におすすめしてあげてほしい作品です!
【作品情報】
監督:ジョン・カーニー
脚本:ジョン・カーニー
製作:アンソニー・プレグマン
音楽:グレッグ・アレキサンダー
【コンスタンティン】「あなたってどこにいても失礼なのね。」
【おすすめ度】
★★★(評価3)
【こんな人におすすめ】
- ヒーローもの好き!
- SF好き!
- 世界観に酔いしれたい!
【あらすじ】
末期の肺ガンで余命幾許も無い男、ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)。
彼は人間以外のものを見ることができる特殊な力を持っており、強力なこの力を以って人間界で悪事を働くハーフブリード(人間と天使と悪魔の中間的存在)を始末する悪魔祓いを行っている。
しかし彼には、この「人間以外のなにかが見える力」のせいで幼少期に苦しみ、自殺未遂を起こした過去があった。キリスト教(カトリック)での自殺は地獄に落ちるとされているため、悪魔祓いによる善行を積むことによって神の恩赦を獲得し、死後地獄行きが確定している自身の運命を変えようと画策していた。
しかし天界のハーフブリードであるガブリエルは、コンスタンティンは悪魔祓いと称して神から与えられた力を私欲的に使っているうえ、肺ガンで死ぬのはそもそも長年の重度な喫煙癖の結果であり、総じてジョンの思惑は無駄なことであると言い続けていた。
ある日、悪魔祓いを行っていたコンスタンティンは少女にとりついた悪魔が人間界へ潜入しようとしたのを目撃する。互いの領域を侵さないことで成り立ってきた世界の均衛が崩れ始めようとしていた。均衡を保とうと試みるコンスタンティンとその仲間たちに不穏な殺害事件が起き始める。
【レディガガのMV監督のデビュー作!】
スーパーマンやバットマンで有名なDCコミック原案を元に作成された今作。
原案は「ヘルブレイザー」。それを題材に映画化したのがフランシス・ローレンス監督。
エアロスミスやジェニファーロペスのミュージックビデオを手がけていたが、満を持して映画監督として今作でデビューを果たす。
Lady gagaのBad romanceやThe Black eyed peasのPump itなど超有名アーティストの作品を撮り続けていた人物だけあって原案の世界観をしっかり引き出せている作品となっている。
【悪魔と天使と人間を演じる】
地獄の悪魔や天国の天使など実在しがたいものを取り扱うだけあってなかなか難しい表現の中、キャストの名演技あってどっぷりと作品に引き込まれる作品となっています。
主人公のジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)はもちろん。天使ガブリエル役のティダ・スウィントン、悪魔サタン役のピーター・ストーメアがしっかり演じています。
役者それぞれの顔の雰囲気も相まって、抽象的な存在ではありますが、本当に天使、悪魔に見えてくるから不思議なものです。
監督のナイスキャスティングには感服します。
個人的にこのガブリエル(ティダ・スウィントン)がツボすぎて……キャスティングといいカットといい
似合っててかっこよすぎる!!!
「ハムナプトラ」シリーズのレイチェル・ワイズも良い仕事しています。
【主演も惚れ込む作品】
2005年日本公開と今となってはかなり年月が経った作品となっていますが
主演のキアヌ・リーブスが再演を熱望しているそうな。
2019年公開予定の「ジョン・ウィック パラベラム」(「ジョン・ウィック」シリーズ最新作)のPRでポッドキャストにて「ビルとテッドの大冒険」シリーズも控えている中、他に演じてみたいキャラクターは?と投げかけられたキアヌはためらうことなく、「ジョン・コンスタンティン」を挙げたそう。
主演も惚れ込むキャラクターであるコンスタンィティンにぜひ酔いしれていただきたい。
ジョン・ウィックもですが、「マトリックス」シリーズのネオ役も熱演したキアヌ・リーブスですが
彼のセンスもあって、綺麗でかっこいいアクションシーンを演じているので今作のコンスタンティンだけではなく、別作のキアヌ出演のアクション作品も観ていただきたいです!
この画像は…プライベートなのでそっとしておいてあげてください。
【まとめ】
大型なヒーロー作品ではないですが、映像センス、キャスト、名演技によりしっかりと世界観に浸れる作品です。
渋めのヒーローものです。アクション少なめですが、世界観にぜひ酔いしれてください!
【作品情報】
監督:フランシス・ローレンス
脚本:ケビィン・プロトピン
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェ
音楽:クラウス・バテルド
【ファミリーツリー】「家族ってのは群島のようなものだ」
【おすすめ度】
【こんな人におすすめ!】
- 家族ものがみたい!
- 気分転換したい!
- ハワイすき!
- 名作を知りたい!
- 英語を勉強したい!
【あらすじ】
ハワイのオアフ島ホノルルに住む弁護士マット・キング(ジョージ・クルーニー)。
ハワイに住むマットは友人達から天国だろうと羨ましがられている。
しかし実際は「ハワイに住んでいてもサーフィンなんか15年くらいやっていない」「愛すべき妻は事故で意識不明だ」など仕事に追われる日々であり愛妻のエリザベスは不慮の事故で意識不明になるなど色々な悩みを抱えていた。
仕事一本のマット、実はカウアイ島にある1860年代から先祖代々受け継がれてきた広大な土地を所有している由緒正しき家計。売却すれば数億ドルもの資金が入る。
周りの親戚達も売却で得る資金を欲していたし、マット自身、愛妻エリザベス(パトリシア・ヘイスティ)とその資金でゆったり過ごしたいと考えていた。
そんなある日、エリザベスが海でボート事故に遭い、意識不明の重体となる。
装置でなんとか命を保っていたが、医者からも意識は戻る事は無いと宣告される。
マットは覚悟を決め、離れていた娘たちを呼び戻すことに。
今まできちんと娘と接してこなかったマット。次女スコッティ(アマラ・ミラー)は、母親がいないせいか情緒不安定に。
さらに全寮制学校へ通う長女アレックス(シェイリーン・ウッドリー)を久々に迎えに行くと、心の動揺や二日酔いのせいで、こちらも大問題児と化していた。
そんな中、意識を失っているエリザベスが浮気をしていた事が発覚する。
そこで娘たちと情報を集め、浮気相手を探るが……
【評価抜群の美しい作品】
アカデミー賞をはじめ、様々な賞にノミネート、受賞。
アメリカの超有名レビューサイトRotten Tomatoesでの支持率も90%を超えるなど高く評価されている。
実際、劇中はハワイのロケーションが美しくリアルに描かれており、ハワイに行った様な気分になります。(いったことないですが…)
その美しい背景の中、浮気や離婚。親戚間のゴタゴタなど内容はヘビーですが見終わったあとは不思議とさわやかな感情になっている。そんな作品です。
この作品は非常にネイティブな英語の台詞が多いため
ネイティブ英語を勉強されている方にもおすすめです!
【ダサかっこいいカメハメハ大王の末裔】
主人公のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は広大な土地を受け継いでいる由緒ある家計の人物。(あのカメハメハ大王の末裔という設定)
しかし、いつもアロハシャツを来ていて、自由奔放な娘たちに翻弄されたり、裸足でハワイの街を駆け回ったり、不器用な父親を演じているジョージ。
マットは決してかっこいいといえないいわゆる「ダサい父親」です。ただ演じているジョージが
イケメンすぎてそれもまたカッコ良く見えてしまうジョージマジック。
今までジョージ・クルーニーといえば「バットマン」や「オーシャンズ11」などのクールでカッコいいイメージだったのですが、違和感を感じさせる事の無い、彼の名演技を楽しむ事ができます。
余談ですが…
ファミリーツリーを観た後に、別作品になりますがジョージ・クルーニー主演の
「バーンアフターリーディング」という作品を観ました。これまた浮気をしまくる最低な人物の役なのですが、ジョージクルーニーはこうゆう不器用でダサめの役もしっかり演じられるのだと新たな発見!
彼をさらに好きになりました。
バーンアフターリーディングは今度レビューします!
※ここからネタバレあり!!↓↓
【演技で気付かされるメッセージ】
この作品に込められているテーマとして「家族愛」があります。
その愛という抽象的なテーマをキャスト達の名演技と名台詞によってしっかりと伝わる作品。
マットが自宅のプールサイドで長女アレクサンドラ(シェイリーン・ウッドリー)に母親の死を告白し、プールに潜って泣くシーン。
浮気が発覚したあと、マットが病室のエリザベスの枕元で娘たちに隠れて罵倒するシーン。
アレクサンドラの彼氏のシド(ニック・クロース)の頭の悪さに対して呆れ返っていたマットだったが、シドの恵まれない家庭環境を知って彼への目が暖かくなり「明日また会おう」と部屋を去るシーン。
病室に集った親戚達から娘たちを幸せにできていないと責められるマットを「そんな言い方ないでしょ!パパも辛い中、頑張っているのよ!」とアレクサンドラとシドが声を上げて反論するシーン。
挙げだすとキリがないですが
色々な家族愛を感じられる名シーンの数々をぜひ観てみて感じ取っていただきたいです。
あと特にグッときたのは
作品後半のエリザベスと浮気をしていたブライアン(マシュー・リラード)の妻ジュリー(ジュディ・グリア)がエリザベスの病室に花束を持って来るシーン。
スコッティが「ママの知り合い?」と尋ね、「あったことないけど、良く知っている」という名台詞もありながら
ジュリーは寝ているエリザベスに対して
「私はあなたを許します。夫を奪おうとしたことも、私の家庭を壊そうとしたこと、許すしかないから。どんなに辛くても、許すしかないから!」と泣きながらいうシーン。
生きて行く上で決して許されないものがある中で、許す=生きるということを
美しく表現できている名シーンであり、大切なことを教えてくれるシーンでもありました。
数ある名シーンの中でも、一番締めくくられているなと感じたシーンは本当に一番最後のシーン。
マット、アレクサンドラ、スコッティがソファに座り、親子三人無言でテレビを観ているシーン。
このシーンからエンドクレジットが流れる。
アレクサンドラは遅れて座りに来るが、アレクサンドラに無言で自分がかけていた毛布を分け与えるマット。
無言で絶妙な表情でテレビを見続けるだけのシーンなのに
親子間のあの独特で愛すべき雰囲気を感じられる最高のエンディングでした。
【まとめ】
この作品のメッセージの受け取り方は十人十色だと思います。
悔しいですが、私の陳腐な言葉だけで説明が非常に難しいです……
実際に観て、実際に感じてほしい作品です。それほど私はメッセージ性の強い名作だと感じています。
【作品情報】
監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン
製作:アレクサンダー・ペイン
【シェフ 三ツ星フードトラックはじめました】「あのサンドだすのか?」
【おすすめ度】
★★★★★(評価5)
【こんな人におすすめ!】
- ほっこりしたい!
- 仕事に疲れている…
- 飯テロ好き!
- 親子もの好き!
- 音楽が好き!
- MCU好き!
【あらすじ】
ロサンゼルスで一流シェフを務めるカール・キャスパー(ジョン・ファブロー)は
大物料理評論家のラムジー(オリバー・プラット)の来店に自らの創作料理で挑もうとするが
堅物なオーナーであるリーバ(ダスティン・ホフマン)はそれを良しとせずオーソドックスなメニューを出すよう指示し、カールはやむなく従う。
しかしラムジーからは古くさい料理として酷評されてしまう。
カールは不慣れなtwitter上でダイレクトメッセージのつもりで口汚く反論。
それによりTwitterは激しく炎上。再度来店したラムジーに怒りを爆発させてしまう。
レストランの客が事の一部始終を撮影した動画をYouTubeに流され、拡散されたため、カールは店から解雇される。
失意のカールは元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)の提案で、息子のパーシーを連れて故郷であるマイアミを訪れる。
そこでカールは本場のキューバサンドイッチの美味しさを知り、これをフードトラックで移動販売していくことを思いつく。イネズの元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・Jr)からボロボロのフードトラックをもらい受けたカールは、早速話を聞いて駆けつけた元同僚で旧友のマーティン、息子のパーシーを含めた三人でフードトラックの営業を開始するが…
【低予算なのに豪華キャスト!】
「アイアンマン」の監督であるジョン・ファブロー監督作品。そして今作の主演も務める。
ジョン・ファブローはアイアンマンシリーズ監督続投の高額な依頼料を蹴ってまで、この「シェフ」の撮影に取り組んだ監督入魂作品。
その分、彼らしい人間味あふれる作品となっており、コメディーぽい雰囲気もあるが
ヒューマンドラマとして心が温まり共感しやすい内容に、各著名人たちからも絶賛の声があがっている。
友情出演として「アイアンマン」でおなじみのロバート・ダウニーJrやおなじくMCUシリーズでも共演しているスカーレット・ヨハンソンも出演。
あとは私の大好きな俳優であるジョン・レグイザモ、これまたMCUシリーズの「アントマン」に出演しているボビー・カナヴェイル、そしてダスティン・ホフマン……
なんと豪華なキャスト陣!!
低予算ながらも、これだけのキャストを出演させることができたのはジョン・ファブローの人間性の良さがあるからこそなのかもしれませんね。
【料理!音楽!SNS!】
この作品には色々な要素がきれいにまとまって魅力的な作品になっています。
まず大テーマとして美味しそうな料理!
とにかくどのシーンにも写るどの料理も本当に美味しそうに見えて仕方ない!(というか美味しいに決まっている!!)
料理を本当に美味しそうに作るカール(ジョン・ファブロー)のクッキングシーンは料理人ロイ・チェ監修。
(2019年6月よりNetflixにてこの二人が再タッグを組んだ料理番組「ザ・シェフ・ショー」配信中!こちらもぜひ観てみてください!)
その美味しそうな料理を観ながら聴こえてくるキューバ音楽!これがまた合う!!
ノリノリのリズムで最高なクッキングシーンに観ているあなたも楽しくなること間違いなし!
個人的にマーティン(ジョン・レグイザモ)がフードトラックの中で初めて作るキューバサンドの仕込みをしているシーンが好きですねぇ。音楽に乗って料理を仕込むマーティンは観ているこちらも楽しくなります。
というかマーティンがマジで良いやつすぎて理想の親友って感じです。(わざわざ仕事を辞めて、フードトラックを始めるカールの助手になります。良いやつ……)
※この作品のサウンドトラックもかなりおすすめです!
私も料理する時はこれを流しながらノリノリで料理しています!!↓↓
Chef (Original Motion Picture Soundtrack)
- アーティスト: Various artists
- 出版社/メーカー: Editions Milan Music
- 発売日: 2014/05/14
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カールが働いていたレストランをクビになるきっかけになったTwitterやVineなど実際のSNSが登場し、物語が展開される度にでてくる、SNSあるあるも面白い見所要素の一つです。
※ここからネタバレあり!!↓↓
【本当に大切なものに気付かされる】
この作品で学んだのは「本当に大切なものとは?」ということ。
カール(ジョン・ファブロー)は一流のシェフとして仕事に没頭するあまり、私生活があまり上手く回っておらず、妻とは離婚。息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)との間にも微妙な溝が。
ただ、シェフをクビになり、どうすることもできなかったカールは元妻イネズの支えによりフードトラックをはじめることになる。
息子パーシーとマーティンと3人で共にフードトラックで色々な地域を回りながら、色々な人に支えられ
料理人としても父親としても成長していくカールは、仕事に翻弄されやすい、今の世の中にとってはすごく共感しやすく、教えられるものが多い作品でした。
カールがパーシーへ向けた
「パパは立派な人間じゃない。
良い夫でも良い父親でもない。
だが俺の料理は最高だ。
お前にそれを伝えたいんだ。」
という台詞は不器用ながらも必死に好きな事で仕事をしているかっこいい父親の台詞だと私は感動しました。
劇中のパーシーがカールの事をシェフとしても父親としても尊敬しはじめていくのが可愛くてかわいくて…
【まとめ】
監督自身が自ら伝えたい事を体現できている隠れた名作です!
ジョン・ファブローは監督として、お金よりも自分のやりたいこと(撮りたい作品を作る!)をやる!という事と
作品自体のメッセージとしても家族や仕事、本当に自分にとって大切なものとが何か?という事を
現実世界でも劇中でも体現できている所が彼自身を好きになるきっかけとなり
自分にも置き換えやすい作品だと思います!
仕事に疲れているあなた!
一度、腰を落ち着かせてこの「シェフ 三ツ星フードトラックはじめました」を観てみて
立ち止まって色々とかんがえてみては…?
※観る時間によっては相当な飯テロなので、時間帯はご注意を……
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【作品情報】
監督 ジョン・ファブロー
脚本 ジョン・ファブロー
製作 ジョン・ファブロー
出演 ジョン・ファブロー ロバート・ダウニー・Jr スカーレット・ヨハンソン
音楽 マシュー・スクレイヤー