【アイアンマン】「私がアイアンマンだ」

f:id:noimagechannel:20190610195217j:plain



 

【おすすめ度】

 

★★★★★(評価5)

 

 

 

【こんな人におすすめ!!】

  • ヒーローものが好き!
  • SFが好き!
  • シリーズ物が観たい!
  • ファンが多い作品を観たい!

 

 

 

【あらすじ】

巨大軍事産業「スタークインダストリーズ」の社長であるトニー•スタークは自身が開発したクラスターミサイル「ジェリコ」のプレゼンテーションをアメリカ軍にするためにアフガニスタンへ。

そこでテロリストグループがトニーを襲撃。意識を失い、気がつくとトニーはテロリストたちの住処である洞窟にいた。

さらに襲撃の傷で死にかけたトニーにの胸には車載用バッテリーに繋がれた電磁石が埋め込まれていた。

テロリスト達は気がついたトニーに対して「ジェリコ」を組み立てろと強要される。こらが彼らの要望。

仕方なしにミサイルの製作に取りかかろうとしたトニーだったが、洞窟内にある機材だけを使ってテロリスト達に隠しながらパワードスーツ「マーク1」を作り上げ脱出を図る。

一緒に監禁されていたインセンの協力もあり、パワードスーツを使って脱出に成功するトニー。

なんとかアメリカに帰還したトニーはテロリスト達が自身が開発した兵器を使っていた現実を目の当たりにして、自社の軍事産業から撤退すると発表する。

トニーの会社の副社長であるオバディア•ステインはそれに対して反発。さらに会社を乗っ取ろうとする。

トニーはさらに改良を加えたパワードスーツの開発を進め、オバディアの計画を阻止しようとするが…

 

 

 

 

 

MCUシリーズが産声をあげる!】

現在では有名になっているMCUシリーズ(マーベル•シネマティック•ユニバース)の記念すべき第1作目となった今作。

公開時、全米興行収入はマーベル作品の中では当時で4位(1位〜3位はスパイダーマンシリーズ。初代スパイダーマンシリーズのドビー•マグワイヤ版)とそこまでインパクトはなかったが

当時のVFX技術が評価され、第81回アカデミー賞において「視覚効果賞部門」にノミネート。

監督は自身も今作品(シリーズ通して)にトニーの運転手兼ボディーガードのハッピー役として出演しているジョン•ファブロー。

 

ちょっと話がずれますが……

ジョン•ファブローは2019年6月よりNETFLIXオリジナル作品「ザ•シェフ•ショー〜だから料理は楽しい!〜」という料理番組を更新中。

私が大好きな作品であるジョン•ファブロー監督の「CHEF 三ツ星フードトラック始めました」のフォードトラックや作成裏話も登場しています!(「CHEF」についてはまた後日レビューします!)

なんと「ザ•シェフ•ショー」にはアベンジャーズシリーズのキャストも登場!!

アイアンマンシリーズのペッパー•ポッツ役グウィネス•パルトローやスパイダーマンシリーズのピーター•パーカー役のトム•ホランドが!!!

ファンの方でNETFLIXを契約されている方はぜひ観てみてください!!

 本当に仲良く撮影されているのでファンにとってはにやけてしまうような番組になっています。

というか料理が本当においしそう!!時間によっては飯テロになりますが…

 

 

話戻りまして……

現在、スターウォーズシリーズを超えるといわれるほど拡大しているMCUシリーズ。

その皮切りとなった今作品はSF大好きな私が自信を持っておすすめする作品です!

 

 

 

 

 

 

※ここからネタバレあり↓↓

 

 

 

 

 

 

【なにかとツッコミどころが多い!】

今作、ファンが多い中ではあるが、裏では結構ツッコミどころが多いという声も多い。

まず序盤にテロリスト達に捕えられ、インセンと協力をしてアイアンマンマーク1を隠れながら作り上げるわけだが

結局作っていたのはトニー用のパワードスーツ1体のみ。

インセンは身を犠牲にしてスーツ起動の時間稼ぎをし、結局殺されてしまう…

自分の分だけかい!!とここはツッコミが多発したとのこと。

たしかに一緒に脱出しようみたいな雰囲気だったので、ある程度の武器をインセン用に発明してもよかったのでは……みたいな声があるようだ。

 

ただ私は洞窟内の材料だけで、なおかつ時間が限られた中での作戦だったから

逆にリアリティあってよかったと思う。

インセンとも出口までの歩数を「○○歩歩いて右に曲がり、次は○○歩歩いて…」みたいな具体的で詳細を握り合っていたぐらいなので、インセンのあの咄嗟の行動はトニーも必死で止めていたので

トニーが脱出できたのはインセンのあの計画外の行動があってこそ成功したものだと私は思う。

 

なんとこのインセン、「アイアンマン3」での回想シーンで再登場します!

シリーズ通してぜひ観てみてください!

 

 

 

【ロバートについて】

梅宮辰夫に変身したりするロバート…ではなく!

トニー•スターク役を演じたロバート•ダウニー•Jrについてです。

 

今ではトニー役はロバート以外考えられないといわれるほどキャラとマッチングした彼ですが

当時、テレビドラマ「アリー my love」ですでに有名だった彼は「アリー」のシリーズ中にコカイン所持で逮捕され、降板する過去も。

その為、制作側は「絶対に雇うことはない」と明言するほどだったらしい。

だがしかし、彼はオーディションで他を圧倒するほどの演技を見せつけ、主人公の役を勝ち取ります。

原作での設定もアルコール中毒に悩まされるという部分もあったので、ファンからも受け入れられたみたいです。

※マーベルはDCコミック(バットマン、スーパーマンなど)のような完全人間のようなヒーローを描くのではなく、ヒーローも一般人と同じ人間らしい悩みを抱えているというのが、マーベル作品の特徴の一つなのだとか。

だから根強いファンが多いのかもしれませんね。

 

あとロバートがトニー•スタークを演じるにあたって

週5みっちりトレーニングに励んでいたり(撮影中のパワードスーツは40kgもあるとのこと…!)

ロバート本人も「誰も観てくれない作品に出演してきたが、魅力的に感じ続けてきたこの役を断る訳ない。最初からアイアンマンとして成功するトニーではなく、テスト飛行など失敗しながら成長していくトニーに惹かれている。」

と語るくらいに相当な思入れもあるようだからこそ、役にのめり込めたのかもしれませんね。

 

 

 

【まとめ!】

映像、ストーリーどれをとっても興奮できるような内容です。

MCUシリーズという新たな映画の可能性を見いだした、ある種の伝説となるような作品。

このアイアンマンはシリーズ通してテロ組織、軍事組織との戦いがテーマでもあり、敵役をやっつけるというシンプルな設定ではなくリアルな戦いが描かれています。

完全な人間がヒーローをやっているのではなく、一般人に近いようなどこかに悩みや問題がある人間がヒーローを演じています。

だからこそ、感情移入しやすい作品ともいえます。

私自身、本当に大好きな作品です!!

 

 

【作品情報】

監督:ジョン•ファブロー

脚本:マーク•ファーガス ホーク•オストビー

原作:スタン•リー

制作:アビィ•アラッド ケビィン•ファイギ

音楽:ラミン•ジャワディ

出演:ロバート•ダウニー•Jr グウィネス•パルトロー